感想は基本的に中の人の個人的なもので、会員の総意とは限らないことをご了承下さい。
・魔王城でおやすみ
魔王城にとらわれた姫が安眠を求めて試行錯誤を繰り返していく作品。
今期の癒し枠にして個人的には一番笑ったであろう作品でした。
安眠のためなら死すら恐れない姫のぶっ飛んだ発想とそんな姫に振り回され続ける魔族たちの反応は見ていて飽きませんでした。早見沙織のナレーションも雰囲気に合っていてよかったと思います。中毒性のあるOPも必聴です。
・憂国のモリアーティ
殺人コンサルタントである主人公たちが織り成すクライム・サスペンス。
個人的には今期ノーマークだったものの2話辺りから毎週楽しみにしていました。
探偵が主人公の作品は数多くあれど犯罪者が主人公の作品は少ないため、殺人をうまく自殺、不慮の事故に見せかけていく主人公たちの手口は見ていて新鮮で圧巻でした。
尺の都合もありますがモリアーティとホームズとの戦いが少なかったのは残念でしたが、無駄なくまとまっていてよかったと思います。
・呪術廻戦
呪霊を祓う呪術師の戦いを描いたダークファンタジーバトル作品。
ストーリー、作画ともに申し分なく素晴らしい作品だったと思います。13話におけるOPの些細な変化など作り込みもすごいなと思いました。
1月からの2クール目も楽しみです。
・魔女の旅々
魔女になった少女が様々な国を旅をする作品。アニ研での視聴率が最も高い作品でした。
イレイナの性格はかなりひん曲がっていてアニ研内でも色んな意見がありましたが、そこもまた本作の特徴ではないかなと思います。何かと他作品と比較されがちな今作ではありますが、主人公や周りのキャラの癖や作品全体の雰囲気、師匠たちとの絡みなどでちゃんと差別化は出来ているのではないかと思っています。
最終回の終わり方的に2期も期待してもいいのでしょうか?
・戦翼のシグルドリーヴァ
戦闘機に乗る少女たちの戦いを描いたオリジナルアニメ作品。前日譚となるライトノベルも発売されています。
ストーリ―としては人類の敵であるピラーを戦闘機に乗り主人公たちが倒していくことがメインなわけですが、主人公たちの掘り下げ方に偏りがあったりフラグ回収が異常に早かったりと微妙だったなと思いました。オーディンの小物感もあって締まらない感じでした。キャラクターは非常に可愛いのが救いでしょうか。(戦闘機に羽が生えるのはどうなんですか?)
・トニカクカワイイ
運命的な出会いをした二人が結婚していちゃいちゃするだけの作品。
原作を読んでいるからかもしれませんが、畑健次郎先生の特徴であるデフォルメ絵がほとんど出てこないので原作にあったようなネタとガチのメリハリがなく魅力が100%表現しきれてないように感じました。また色使いものっぺりしている感じがして微妙かなと思いました。
アニメ化以降の話の方がイチャイチャしているので興味のある方は是非。
・無能なナナ
能力者たちが集められている島での出来事を描いた作品。
第一話から衝撃の展開かつネタバレができない内容なので見ていない方は是非見てください。その後の展開も二点三転していく先が読めないものになっていて続きが気になるような作品でした。終わり方もよく(?)続きが気になる感じでした。刺さる人にはかなり刺さる作品となっていると思いました。
・神達に拾われた男
ブラック企業に勤める会社人が子供となり異世界転生して暮らしていく作品。
主人公は一般人感を出してますがスライムの性能がなんでもありだったり魔法の取得も早いとなろうっぽい感じ。話としては盛り上がりに欠ける感じがし、4話の感動話を除けば単調に進んだ感じです。タイトル要素も少なめだった印象です(スライムの印象しかない)。
しかし、ブラック企業に勤めていただけあって後半のお店を開店、経営する話では従業員への配慮がかなりなされていた点は評価できあんなお店で働きたいと思いました。
・くまクマ熊ベアー
VR世界に転移してしまった少女が熊装備をを頼りにある意味無双していく作品。
途中から最終話前にかけてはなろう系主人公みたいなチート性能とよくわからない人望で活躍してましたが、自分がやりたいようにする、お店経営は他人任せという点では上の「神達に拾われた男」とは対極的であり好みは分かれそうです。最終話はそれまでの話とは違う展開でしたが元はと言えばそこがスタートだったのでまあ納得のおち。小さい子供たちがよく出てくるのでそういった人にも刺さりそうでした。
結局1話とそれ以降の話の時系列が理解できてません。
・神様になった日
全能の神を名乗る佐藤ひなが「30日後に世界が終わる」と予言するところから始まる作品。
今回も後半にかけて急に話が進んでいった印象が強いです。前半部分の日常回を見ながら覚悟をしていた人もいるとは思いますが突然の展開すぎてびっくりしました。そこまでするならもうちょっと削れた麻雀回もあったと思います。終盤も主人公がただ我が儘な感じがして観ていて共感できませんでした。
ハッカーの鈴木少年の扱いも、突然意味ありげに出てきたと思ったらすぐには出番がなく、出番が回ってきたと思ったらよくわからない手袋を使い活躍してるともうちょっと説明が欲しかったです。
全体を通してツッコみたいことが出てきますが、一番は無限立直東西南北ドラ隣ドラ隣途中まで通貫二色同順が必要だったのかということです。
(OP、EDともによかったのでぜひ聞いてください)
・安達としまむら
この距離感がなんとも言えない、見ていて尊い百合作品。
安達としまむらだけでなく日野と永藤の関係もいいなと思いました。
作画面は少し崩れそうなところもありましたが、十分尊い作品だと思います。
宇宙人は何のためにいるのか分かりませんでした。
・おちこぼれフルーツタルト
売れないアイドルたちの日常を描いた作品。
全体的に胸の大小や小便の話が嫌に目立つ感じがしました。1,2 回ならまだしも何回も最終回まで出てくるのでそこまでする必要があるのかなあと思います。それ以外はきららっぽい日常系で見やすいかなと思います。
ブロッコリーの曲は中毒性がありました。
・キングスレイド 意志を継ぐものたち
ゲーム原作のアニメ。
主人公たちが魔王を倒すために聖剣の封印を解く話と魔族ではあるものの人間側につくブラックエッジたちの活躍を描いていく話の二つが展開されていってますが、正直どっちか一本に絞ってもよかったかなと思います。二つとも追いかけてブラックエッジたちの出番は少なく深堀できていないし、主人公たちも(1クール時点で)中途半端なところで終わってしまったなあといった印象があります。元々がゲームなだけあってそこでのストーリーをそのまま使ったのかもしれませんが、アニメオリジナルに作り変えてもよかったのかなと思いました(原作未プレイなので違いがあるのかさえ分かりませんが...)
・まえせつ!
お笑い芸人を目指す少女たちを描いた捧腹絶倒必至の作品。アニ研内ではかなり話題にあがった作品です。
主人公たちの芸は最初の方は面白くなかったですが、最後は少しは面白くなったように感じます。お笑い芸を楽しむというよりは少女たちの成長を楽しむアニメと考えれば楽しめるとは思います。
・100万の命の上に俺は立っている
生き抜くためにゲームマスターから出されるクエストをクリアしていく作品。1話の訳あり版の再現率はすごかったです。
全体的に盛り上がりに欠けるといいますか、いまいち魅力的に感じない展開だったように思います。主人公の性格もくせが強く、特に12話でのクエスト時に飛ばされる世界の真実を知ってからもかなり捻くれているので、そこが受けつけない人も一定数いそうな印象です。
結局タイトルの意味が分からなかったです。(2期なんてないですよね?)
・ご注文はうさぎですか?BLOOM
ご注文はうさぎですか?の3期目。
心がぴょんぴょんしますね。
すでにごちうさ難民です。4期待ってます。
・ラブライブ!虹ヶ咲スクールアイドル同好会
μ's、Aquaに続く三つ目のスクールアイドルの作品。
今回はこれまでの2作とは設定がかなり異なり、特に9人のソロスクールアイドルであるところが特徴でしょうか。個人に焦点が当たり最後に挿入歌が入るという展開ですが、どの話もキャラの魅力がよく伝わってきてよかったです。作画もさすがの一言。
これまでのラブライブ!シリーズがいまいちだった人にも一度はおすすめしたいです。
・魔法科高校の劣等生 来訪者編
映画ではすでに登場しているアンジェリーナも時系列的には今回が初登場となる今作でしたが、相変わらずのクオリティで安心して見ていられました。お兄様が強すぎた...
11話Bパート以降の原作者原案のオリジナルストーリ―もかなり面白く良かったです。
今年の放送が決まっている「魔法科高校の優等生」にも期待です。
・ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN
ストライクウィッチーズの3期目。今回はサブタイトルにもあるようにベルリンの奪還が目標。
3期目なだけあって安心のストーリー作画。
今作はこれまでよりもハラハラドキドキするような展開が多く大変良かったです。最終話も鳥肌が立つ演出で3期での流れはこのためにあったのかなという感じでした。
1月からのワールドウィッチーズも楽しみです。
・ひぐらしのなく頃に 業
ひぐらしのアニメ3期目(OVA除く)の完全新作アニメ。
最初はリメイク作品だと思わせての完全新作は多くの人が驚いたのではないでしょうか。
作画は旧作とはかなり変わっており、好みが分かれそうな感じがします。
ストーリーとしてはなにがなんだかわかりません。これまでの2作品で綺麗に終わったと思ったのにどうして?という感じです。そこは考察のし甲斐があるといったところですが。
2クール目での展開に期待です。(というか先が見えない)
・ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ
改めて書くほどでもないとは思いますが、主人公のベル・クラネルの成長を描いた作品。
今回は人語をしゃべるモンスターをめぐるお話で全体的に暗くヘスティアファミリア全体の話というよりかはベル個人の葛藤がメインになるものでしたが、そこもしっかりと描かれておりこれまでよりも面白かったと感じる人が多かったように感じます。
・半妖の夜叉姫
犬夜叉の主要メンバーの子供たちの物語。
良くも悪くも土曜の夕方アニメクオリティかなと思いました。話としては犬夜叉を見ていなくても十分見れるもので子供でも見やすい作品だと思います。今作の主人公たちの設定的に犬夜叉や殺生丸が絡んでくるのはわかってはいるのですが、どう絡んでくるのか楽しみです。
・レヱル・ロマネスク
「まいてつ」を原作としたアニメで全国の鉄道を元ネタとした可愛い女の子たちがたくさん登場するショートアニメ。全体的に低身長なキャラと豪華な声優陣。「まいてつ」を知らなくても気軽に見れる作品なので暇なときにでもどうぞ。
・One Room サードシーズン
One Roomの三期目。キャラクター原案と務めるカントク先生の絵が声優さんの声と合わせて動くのは最高の一言。一人称視点で展開される今作ですが主人公が何も発さずヒロインのセリフでしかストーリーが進まないため合うか合わないかは人それぞれかなと思います。ストーリー自体は悶絶するほど胸キュンなのでぜひともおすすめしたいです。合わせて一期、二期を見ると十二分に楽しめると思います。
秋アニメを振り返ってきたわけですが、個人的には豊作である反面見たい作品が多すぎて毎週かつかつで見ていた感じでした。それでもバトルものと日常ものがどちらも十分揃っていてバランスが良かったと思います。冬アニメもなろう原作の作品が数多くアニメ化されたり人気作の続編もあったりとかなり期待が持てるので楽しみです。